「私数学すごく苦手なんですよ」「数学できないんですよ」と口癖のように言っている人はいませんか?
生徒にもよくこの言葉を言っている人が多いのですが、私たちはそれを全力でやめさせます。
もちろん自己分析した結果として、他教科より数学の偏差値が低く苦手と判断するのはもちろん構いません。むしろ自己分析して苦手を把握することはとても大切です。
問題なのはそれを「口癖のように言ってしまう状態」になっていることです。はっきり言えばそれを数学の点数が悪い言い訳として使っている状態がよくないんです。
このように、自らにハンディキャップを課すことで、たとえ失敗したときでも言い訳ができるようにして自尊心を守ることを心理学の用語で「セルフ・ハンディキャッピング」と呼ぶそうです。
要するに、わざと「ダメだったときの言い訳」を作ることです。
テスト直前に「全然勉強してないよ~~」とか言ってるのがまさしくそれです。
セルフ・ハンディキャッピングを行うことで「失敗したときの言い訳になる」し成功したときは「こんな不利な状況だったのに成功して私すごい!」となるのです。
ではなぜこれを言ってはいけないのでしょうか?
セルフ・ハンディキャッピングを「する人はしない人に比べて成功の確率は下がってしまう」ということが心理学の研究によりわかっているんです。
「どうせ言い訳できるし失敗しても大丈夫」と思うことで必死さがなくなってしまうのではないかと考えられているそうです。
「たしかに…」と思った人はなるべく言わないように気をつけていきましょう。
大切なのは言い訳をすることで逃げ道を作ってしまわないようにすること。
とても難しいことだと思います。すぐにはできないかもしれません。
勉強についてじゃなくてもいいと思います。
何かのことを一つだけでも全力でやってみることで少しずつ、そのような言い訳は言わなくなるのではないでしょうか?
全力でやってみた結果なら後悔もしなくなるはずです。
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