「音楽聴きながら勉強するのってやっぱりだめなんですか…?」
という質問をよく聞きます。
結論から言うとダメです。
心理学者(たぶんドイツの人)いわく
「音楽を聴きながら勉強するとマルチタスクになってしまい、集中できない」
だそうです。
マルチタスクとは、同時に複数のことをすることです。たとえば「携帯で電話をしながら料理を作る」や「テレビを見ながらご飯を食べる」などです。
一見、マルチタスクができる人というのは能力が高いように思われますが実際は「それぞれ断片的に集中するの繰り返し」なのです。
たとえばテレビを見ているときはテレビに集中して、ご飯を食べる(食べるおかずを選ぶ、箸でつかむ、口に運ぶ)ときはそのことに集中して、それぞれ1つのことにしか集中していないのです。テレビを見ながらご飯を食べるといつもよりこぼすことが多くないですか?
また、マルチタスクはいつもより集中力を無駄遣いしてしまっています。
たとえば「電話、料理、これらを別々にやる」のと、「電話しながら料理をする」では後者のほうは、脳がいちいち集中を切り替えているので疲労し効率が悪くなってしまいます。
したがって、勉強しながらLINEをみて、さらに音楽を聴いているなら
「ある5分は勉強、次に2分LINE、そのあと3分は音楽に集中…」
のようにやはりそれぞれ1つのことにしか集中していないのです。
もしやるなら
「勉強に集中して60分」
↓
「終わったら、LINEに集中して10分」
↓
「終わったら、音楽に集中して10分」
のように1つ1つやったほうが結果的に効率よく勉強が進みます。
「それでもやっぱり音楽を聴きながらやりたい。そっちのほうが集中できるんです」
と言って音楽を聴きながらやりたがる生徒は多いです。
音楽とやる気が結びついているような生徒ですね。
そういう生徒にはボーカルの無い曲を聴くようにお願いしています。
ボーカルがあると、「目の前で誰かがしゃべっている状況」と同じになるので、集中力が分散してしまいます。よってボーカル無しのBGMにすることが大切です。
まとめると、
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