先日8月30日が夏期講習最終日でした。
今年のイーズひたち野の夏期講習は1講座8コマでした。
この8コマの中で確実にできる分野を1つ増やすことが今年のイーズひたち野夏期講習のコンセプトです。
たとえば、高2数学では8コマかけて三角関数、また高1数学では8コマかけて2次関数を扱いました。
科目や内容にもよりますが数学において、他分野にわたる総合演習は基本行いません。
ではなぜ8コマみっちり同じ分野を扱うのか。
それは知識を体系化させることが目的だからです。
総合演習の授業では各分野の問題はせいぜい2,3問程度です。そんな程度の問題をやってその分野の問題ができるようにはなりません。結局、知識が薄く広く、穴抜けな知識になってしまう。それでは1ヶ月後には忘れてしまう。それでは定期テストで点は取れても入試に向けた知識の定着ははかれません。
8コマかけてしっかりとその分野のパターン問題全てをきっちりと理解して、それを解けるようにする。それがとても大切なのです。
高3の夏までの勉強ではこれらの分野別にできることを1つ1つ増やしていくことで成績が上がっていきます。
さらにこれは勉強のモチベーションにもつながります。
イーズの講習会では通常授業でも伝えていることでもあらためて勉強法を指導します。宿題の仕方、自習の仕方です。講師に伝えられたこれらの勉強法を実践しながら夏期講習を受けることで、「自分が一つの分野をできる様にするためには、どれくらいの分量を勉強すればいいのか」が分かります。そうすればあとはそれを別の分野でも実行するだけで、どんどんできる分野が増えていきます。できる分野が増えればそれだけ勉強が楽しくなる。
そして、そうしてできる分野を一つ一つ増やしてきてはじめて高3の夏終了からの総合演習に入ることができます。
今までに貯めてきた各分野の基本問題のパターンを、適切なタイミングで使うことです。これは知識が体系化されていないとできませんし、意味がありません。行き当たりばったりで入試問題を解いても意味がないのです。
解くときに「これは三角関数のあの問題に似てるな」「あの問題はまずはt=sinθ+cosθとおいていたな…」という風に、自分の知識にある問題と結びつけるようにして解くことが大切です。これは点数が上がるというより点数の安定化につながります。これを繰り返してはじめて難しい入試問題を解くことができます。
以上、イーズの夏期講習のコンセプトでした!
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